端正で飾りっけのない店構え。
12月の石川の降りしきる雪・・・・・・いやこれはもう霙だか雹だか
そんな悪天候の中、辿り着いた。
とてつもない激戦の金沢界隈の鮨屋の中でめきめきとその頭角を現してきている店があると聞いた。
すし処 めくみ
若き職人山口さんとその奥さんが二人三脚で切り盛りする此方の店
店名は奥さんの名前「めぐみ」からとったというから、初めから一本取られたような気持ち(嬉)
ここは鮨王国金沢でも今や5本の指にも数えられるほど、目を見張る成長を見せる新進気鋭
東京の4箇所で修業したという主人が握るのは、江戸前の王道。
特にひねることも、田舎くさいこともない。
ただただ、良い鮨ネタをその磨き上げた腕と指で容にするというスタイル。
ネタがその目利きに適わなければ、無理して仕入れない。
だから魚が少ないこともある
毎日100km以上の移動距離になるという朝の仕入れ
起きるのは4時や5時とかになると言っていた。
そう、金沢港と能登まで自分で魚を仕入れに行っているのである
また、いいのが入ると直接漁師から連絡も入るというパイプも持っている。
週間の天気や、予約の状況、手持ちのネタ、そんなことを頭の中で纏め上げ、
上手く買ってこないと美味い鮨は握れないのだ
それを若々しい主人はやってのける。
少し遅れ気味に到着した僕と相方を、静かに、そして十分な礼節を尽くして出迎えてくれた。
もちろんおまかせでお願いしました。
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【甘海老・昆布〆】
今年は不作だという甘海老だが、少量を置いていた。
金沢と言うと、ボクは最初に甘海老を思い浮かべます。
文句なしに美味い
【雲丹】
非常に柔らかくスッと溶けた。
【小肌】
しっとりとして美味しい。
上品な赤酢とやや強めの舎利のお酢がいい塩梅で絡み合う。
【黒鮑・蒸し】
数枚の薄切りの身を連ねた一貫。
食感を、まるでマジックかのように自在に操る。
ただでさえ噛み心地の良い極上の鮑がさらなる昇華を魅せる
【香箱蟹・ちらし】
金沢の冬の赤い宝石箱・香箱蟹。
ズワイガニの雌のことである。
11月6日より1月10日までの2ヶ月間しか漁ができない決まりになっている。
ここでこれを食べずして何を食べるという一品
【煮蛤】
これも相当に美味。
柔らかいし大粒。
滋味深い
【漬け鮪】
7日間漬けたと言っていた。
トロの少し入った丁度いい脂の散らばりよう。
【白いか】
これがこの日の一番
悶絶級に美味しかった!!!!!!
おまかせで出されたのですが、最後にもう一度此れをリクエストしてしまった。
繊細な包丁の入れ方と、品のいい柑橘の香り。
最大級にネタの良さを引き出す腕の鳴る一貫でした!!!!!!!!!!!!!!!!
他には・・・・・・・
○虎河豚の白子
○ぶり
○小柱
○穴子
○鰹・炙り
○玉子
○鉄火巻き
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ご馳走様でした。
全体を考えると、舎利に特徴があると感じました。
硬めで酢の押し出し感がやや強め
握り具合はふんわりと空気感抜群。
米の量は少なめ。
これが厳選された極上のネタを支えるいい屋台骨となっているなと思いました
主人に少しでも魚のことを聞くと、止まらないくらいに説明してくれる。
もちろん華麗な手さばきはそのままで
人柄が滲み出る接客とはこのことだな、と実感し、心の底から湧きあがる嬉しさを確認。
同年代(と思われる)である主人の探求心、仕事に対する真撃な思い。
恐縮しきり、背筋の伸びる思いで戴きました。
ありがとうございました。
またきっと違った季節にお世話になりますね
●すし処 めくみ●
石川県石川郡野々市町下林4-48
076-246-7781 月曜・第1第3火曜休み
[火〜土]12:00〜14:00 17:00〜21:00 [日]12:00〜20:00
http://r.tabelog.com/ishikawa/A1702/A170203/17000700/
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