2011年12月20日

徳島県名東郡佐那河内村上字井開 虎屋 壺中庵 【会席料理・日本料理】

何年か前に、徳島の山奥にわざわざ遠出してでも出かける価値のある店がある、
と耳に入れたことがずっと引っかかっており、今回の旅の契機となった船
弘前のダ・サスィーノや大分のやまさ旅館などと同類の一筋縄でない一軒ということになる。
徳島市内からかなり奥まった佐那河内村という山間にあり、
徳島でも、あの高名な鳴門・青柳の知名度に比べれば、それはないにも等しく、
まさに、知る人ぞ知るという佳店ぴかぴか(新しい)

虎屋 壺中庵

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天然素材の繊細な味わいを汚すことなく巧妙に表現する凄腕の御主人・岩本さん。
吉兆・湯木貞一さんの愛弟子であるという事はあまりにも有名過ぎる話である。
「歩く吉兆」といわれる程長きに渡る修業になったがく〜(落胆した顔)
自身の素材へのこだわり、特に天然モノにこだわる姿勢は特筆すべきものがある。
鮎や鰻などの川魚を捕獲しに西へ東へ奔走。
納得のいかない場合は地産地消はほったらかしにどこへでも出かけるとも言われている。
我々東海圏の人間には馴染深い岐阜の馬瀬川の鮎が出ることもあるとかないとかパンチ
遠い遠い徳島で、自分の地元の川の・・・・・・そんな奇跡が起き得るのだ。

里山の田舎で味わえる最高級贅沢素材となると、やはり前述の鮎と鰻手(パー)
此れを堪能する目的ならば申し分ない舞台がこの壺中庵ということになる。
両素材を最高の状態で味わうならばやはり長月。
天然の成鮎と肥えた鰻、日本で一番美味しく戴く為に我らは参りましたるんるん

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日本の原風景というにふさわしい佐那河内村当地に到着すると、
その長閑な風景とは一線を画す洛中を思わす立派な日本庭園と門が鎮座するクリスマス
秘境の隠れ家、腕の鳴る?舌の鳴る?食に煩い輩はここを訪れていたのだなぁと感慨深い。
庄内のアルケッチャーノや白浜の長久酒場を訪れた時のような久々の武者震いである。
もうこんな店は他にはないだろう。
タイヤグルメではないが、遠回りしてでも意地になってでも訪れるべき格のある店。
楽しみでないか揺れるハート

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お昼のコースは、5千円、8千円、1万円の3種類ですが、
お願いすれば夜と同じ1万5千円のコースもしていただけるそうです耳
我々はそうしました。
順にお写真を。


食前酒の梅酒
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自家製の熟成仕様。

どてほり・どてほりの味噌・椎茸とほうれん草
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“どてほり”は徳島名産の希少種のカニ。
ワタリガニに似ますが、ワタリガニよりもさらに味が濃厚で甘い味がします。
特に巨大なツメに入っている身が絶品ハートたち(複数ハート)

かます寿司・銀杏餅・芋茎胡麻和え
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かます寿司旨いむかっ(怒り)
これもやはり例の伝説のカリスマ漁師の仕業か?

鮑の真丈・平茸
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薄い、極限まで薄い。
鮑の旨み以外に何も確認できないのだがここまでの満足度。

伝説のお造り
左から、生穴子・平目・車海老
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まさかの興奮しすぎの写真撮り忘れ(笑)
ということなんです、あまりの美味しさに一瞬の出来事でした雷
こちらは当然の如く今やカリスマ漁師となった村公一氏との取引による逸品。
おそらく日本一有名な漁師になってしまったのではないでしょうか、鳴門の村公一氏爆弾
彼が提供する鱸や鯛が日本一かどうかは誰も立証できないと思いますが、
「ダンチュー 6月号」だけではなく「情熱大陸」という著名番組でも大々的に紹介、
一漁師としては正に画期的なことだというのは間違いありませんー(長音記号1)
昔は徳島中央卸売市場に出していたらしいですが、現在は飲食店などへ直接販売のみとのこと。
村さんが直接出荷している都内の店は、、、、、、
「岸由」 「カンテサンス」 「出雲」 「新八」 「こびき」 「レ・ブランドゥ」など。
村公一さんを紹介し世に送り出すきっかけを創ったのが虎屋 壺中庵の岩本氏なのである。

高知県安田川の鮎付け焼き
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出ました!!!!!!!!!!!!!!
これ、これ、これ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

日本最高峰と言われている安田川の鮎。
四万十川じゃなくて?、というような声が聞こえてきそうですが、
四万十も昔に比べると随分河川が汚れてきました。
「全国利き鮎コンテスト」の冠を安田川に奪われたのも、この頃から逆転していたのです。
御主人は鮎の友釣りもされるので、店で出す鮎もほとんどご自身で釣ってくるそうです手(チョキ)
徳島からわざわざ安田川までの出張。
妥協ない姿勢には、頭が下がる思いです。
はらわたは豊潤な川の宝プレゼント
之を食べずして鮎語るなかれ。

鮑蒸し焼き・冬瓜
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これも村氏?
厚過ぎる極上鮑。

地元の天然鰻の長焼
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鰻はお店の脇を流れる勝浦川で御主人自らが釣って来られます。
荒々しい食感と繊細な調理のされ方、すべてを計算した鰻バー
これまた薄い甘だれ。
感動的なフィナーレ。

佐那河内村のお米
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酢橘のシャーベット
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栗きんとんとお抹茶
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ガラス作家・大泉恵氏の美しいお茶碗。


ダイナミックでありプリミティヴなお料理演劇
原始人に戻ったかのような素材を鷲掴みで食するような感覚で、
それを重厚な料亭に居ながらにして凛と食事できるいす
東京の星付きや洛中のミーハーな割烹では到底辿り着けない、というかもう別世界の魅力に溢れる。
もうこれは何時間もかけて、飛行機を使ったり、フェリーを使ったり、
若しくはミシュランタイヤでなくてもいいけれど、タイヤを転がして自力で行くしかない隠れ家。
留まる事のない食への情熱が結実した超優良店、もう行くしかありません。



●虎屋 壺中庵●
徳島県名東郡佐那河内村上字井開6-1
088-679-2305 不定休 12:00〜14:00 17:00〜19:00
http://r.tabelog.com/tokushima/A3601/A360104/36000369/




虎屋 壺中庵懐石・会席料理 / 佐那河内村その他)








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posted by ビーチ at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) |    徳島県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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