2011年09月25日

京都府京都市左京区南禅寺草川町 瓢亭 【懐石・会席料理】

南禅寺の境内に立ち、400年以上もの間、京の歴史を見続けてきた老舗料亭です時計
説明不要の懐石料理の定番。
発祥は茶屋からという由来通り、すべて客室は茶室風の侘び寂の効いた素敵な設え喫茶店
これぞ日本これぞ京都、その神髄を感ぜられる今では数少ない本物の輝きを放つ名店のひとつ。

瓢亭 本店

瓢亭.JPG

瓢亭 (1).JPG

瓢亭 (2).JPG

約四百年ほど前に、南禅寺へお参りをする人々の休憩所として庵を結んだのが始まりという。
この地は東海道の裏筋であったことから、
旅人はここで旅衣を更え草鞋を新たにして、三条大橋へ向かったのだそうくつ
そして天保八年、料亭の暖簾を掲げ、和敬静寂を心として歩み続けた歴史。
現在でも昔と変わらぬ佇まいで、客をおもてなしているのである揺れるハート

現地へ到着すると丁度女将さんがお出でになり、軽く挨拶をして中へ通してもらう。

涼やかな打ち水、苔生す庭、小さな川を飛び石を踏みながら足を進める。
歴史を幾重にも重ねてきた静寂と重厚さを併せ持つ空間に身を委ねてみる。
嗚呼、これは贅沢であるぴかぴか(新しい)
夏の終わりに授かった最高のご褒美だ。

瓢亭 (3).JPG

瓢亭 (4).JPG

瓢亭 (5).JPG

増改築はあるものの、基本的に創業から変わらない建屋というお茶室は、
その空間に座りぼ〜っと眺めているだけで鳥肌が立ちますひらめき
四畳半の部屋に座布団だけが並べられており、
座布団の位置もしっかり縁から16目あけられていました目

抜群の雰囲気ですね。
これぞ噂に違わぬ本格派。


瓢亭 (6).JPG

僕ら一行は、今回名物の朝粥をレストラン
昔、祇園界隈で夜遊びした京の旦那衆が朝帰りに芸者さんと連れだって、
寝ている主人を起こし「何か食べさせて」と言われ、
粥を作って出したのが朝粥の始まりというペン
そんなことが口伝えに広がり、明治初年からお店にも出すようになったそうです。

朝粥はじつは夏の季節限定メニューグッド(上向き矢印)
まず、瓢亭本店と別館で期間が異なってくるんですが、
今回お邪魔した本店では二か月間のみ。
七月一日〜八月三十一日、午前八時〜十時までの二時間。
こんなタイミングなので中々レアになってしまうんですが、やっとのこと今回ありつきました。

一人六千円(税サ込)成り。


瓢亭 (7).JPG
【梅茶】
定番の梅の入った茶。
此れをすすり、静かに料理を待つ。

瓢亭 (8).JPG 瓢亭 (9).JPG 瓢亭 (10).JPG
【瓢(ひさご)と瓢亭玉子】
三段の瓢の蓋を開けるときは胸が高まります。
白身魚の擦り流し、炊き合わせ、芋茎の胡麻和え。
定番の和のレシピだが、どれもしっかりとした味付けで美味しいです。
そして・・・・・・・・これが一子相伝・半熟鶏卵「瓢亭玉子」。
これもただのゆで卵なんですが、、、、美味しいです。

瓢亭 (14).JPG
【お豆腐の椀】
海苔を浮かべたお豆腐の椀物。
出汁の味がもう何ともいえず美味い。
こんなに美味しいお出汁は久しぶり、、、、、、これ程のもの、記憶にも中々浮かんでこない。
素晴らしい逸品。

瓢亭 (15).JPG
【鮎の塩焼き】
頭からがぶりといける程よい大きさ。

瓢亭 (16).JPG 瓢亭 (17).JPG 瓢亭 (18).JPG 瓢亭 (19).JPG
【朝粥】
これが食べたかった。
美味しい。
もうこれ以外に言葉が見つかりません。
吉野葛の餡をたっぷりとかけて頂くお粥。
これを食べると、もう今日一日は有意義だったなと、まだ朝なのに関わらず確信できる。
歴史の重みを感じます。


「京料理の奥深さを存分に味わってほしい」と話す十四代目の高橋英一氏。
和洋中華の境界がなくなってきて、日本料理にもさまざまな素材を用いるようになりつつある。
あくまで料理屋、食べておいしい、ということが第一条件位置情報
多様な材料の取り合わせを試しもする。
だがこれ以上は越えられないという境界が暗黙のうちに存在する。
瓢亭としては、お茶の料理の世界を踏みはずしてはいけない大きな垣根というものがある雷
その重みを存分に味わったひとつの朝食でした。
ご馳走様でした。



●瓢亭 本店●
京都府京都市左京区南禅寺草川町35
075-771-4116 第2第4火曜日 11:00〜21:00(L.O.19:30)
http://hyotei.co.jp/




瓢亭 本店懐石・会席料理 / 蹴上駅東山駅









↓↓↓↓クリックして頂けるとウレシイです↓↓↓↓
人気ブログランキングへ バナーdayo.gif 




posted by ビーチ at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) |    京都府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック