2011年07月21日

京都府京都市下京区綾小路西洞院東入新釜座町 緒方 【日本料理】

今現在も尚、京都で一番勢いのあると言える日本料理店。
緒方俊郎氏が2008年に独立開業ぴかぴか(新しい)
またたく間に脚光を浴び、某赤本その他にも高評価にて掲載。
四条烏丸の一本奥まった路地裏は京風情に溢れるバースデー
美しい厨子二階の設えや雰囲気は、すでそこはかとなく重厚な風格を醸し出している。

緒方

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若き天才と言われてもう随分久しい耳
氏が長らく雇われ料理長を務めた、京料理店・室町和久傳の頃から評判はよく、
様々なヘッドハンティング話やあらぬ噂も立ったほどの敏腕の持ち主。

独立の直前何年間かは今か今かと待ち詫びる全国の食通も多かったとか。
満を持して遅すぎる開業はほんの3年前のことなのである。

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名前は自身の名を冠し、「緒方」。
奥さんと小僧さん2人ほどで切り盛り手(パー)
いかにもというカウンターでの割烹、、、、といってもすべてお任せ料理なのだが、
7席という丁度よい数の椅子を並べ、その奥に4名以上で予約を受け付けるという個室。

その個室には幅1m長さ2m近くにもなる欅風のテーブルが設えてあるという。
南アフリカのブビンガと言う木製とかがく〜(落胆した顔)
しかし我々、今回此方にはお目にかかれず、
2人してカウンターの右端に陣取り、とくと腕前拝見、とさせて頂きました。

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21000円のワンコースのみ、と、京都の注目株の中でも比較的強気の設定です。
聞いた話では最近の若手の料理人の店はややハイエンドなご提示が多いのだとか。
あんなことこんなこと、色んなことがめくるめく、
すっかり京の魅力にとりつかれながら、その噂の料理をしばし待つグッド(上向き矢印)


じゅんさいのお寿司
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「未在」のように、まずご飯。
寿司かどうかは別として、茶懐石の趣を感じ取りつつ、規格外的に大粒のじゅんさいを啜る。
爽やかで夏の息吹をまず感じさせられる一品。
非常に薄味。

鱧のワンタン
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椀は鱧。
そこまでは至極この季節のこの土地柄当たり前と言えばそれで語弊は無いであろう。
しかしここでは表現法としてワンタンを持ってきた。
なんという意表突きの巧さ。

鱧とほしこの炙り
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連続で鱧だが、これは言葉にならないほど美味。
というか、対価としては当然と言ってしまえばそれまでなのだが、
余りにも肉厚な鱧に驚きつつ、そして同時にその火入れの巧さにも驚く。
これを食べられただけでも来た甲斐があるってもの。
ほしことはナマコを乾燥させたもん。

舞鶴の鳥貝
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こ、こ、これも凄い!!
今まで食べた鳥貝の中で当然のベストオブ鳥貝。
目を見張るほど肉厚で大きい、海香に溢れ旨みも抜群。
お造りはこれのみ。
これまた引き算の感覚を取り入れてくるほどの技巧と自信。
感服!!!!

賀茂茄子の丸焼き
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名物です、らしい逸品です。
丸々丸焼きでそのまんま。
このチャージでこの表現法。
これまた立派!!

美山の鮎の唐揚、鷹ヶ峰とうがらし
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唐揚で来ましたね。
まだまだ若い鮎ですが、たで酢もありましたが敢えて付けずに頭からガブリ。
鷹ヵ峰とうがらしも旬でイイです。

鮑と胡瓜の炊き合わせ
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鮑もこの時期が一番うまい。
珍しい胡瓜との組み合わせに感心していた我々。

蓮根のすりおろし
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デンプン質を固めた葛切り風ですね。
さすが氏の出身を彷彿とさせる蓮根を使ったお口直し。
意味深い。

鰻の焼き物
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定番だな〜。
やっぱりメインは鰻でしたか。
いい鰻。

浅利ご飯
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浅利ご飯、、、、絶品!!
炊き方もテクニカルでやる〜!!!
さっぱりとペロッと平らげることができました。
これぞ美味い店のみに立ち現れる、「食べる度にお腹が空く現象」、の発現!!!

雲丹丼
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雲丹丼、これも〆のうちのひとつ。
豆腐が混ざってます。

水無月
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京都には6月30日にのみ販売される「水無月」という和菓子があります。
12月31日は大晦日というように、6月30日は、
1年の半分が終わるということで晦日といいます。
京都では、この日、1年の半分を過ごした疲れを癒し、
これから訪れる夏の盛りの暑さを健康に過ごせるようにと祈りをこめて之を戴くのです。
気分いいですね、丁度6月30日に緒方で之を戴けるとは。


感想。
一言で言うと「大胆な素材押し」。
ここまでシンプルかつダイナミックに最高級素材を見せつけられるのも、
いや、魅せつけ続けられるのも、一重に腕次第むかっ(怒り)
このスタイルでこの営業形態で勝負し続けるのは至難の業でしょう。
ご心労お察し致します。

でもこんな言い方では失礼な言い分になってしまうのでは?
という程に伸び伸びとそして淡々と、美味いもんを、それとなくひょいっと出す緒方氏。
美味くて当たり前・・・・・・・・・・
勿論褒めているんですプレゼント
恐ろしいほどの伸び代を実感する京都の若星。
これからが本当に楽しみな方ですね。
暫くは定期的に伺いたいと思っております。
ご馳走様でした。




●緒方●
京都府京都市下京区綾小路西洞院東入新釜座町726番地
075-344-8000 月曜休み 18:00〜21:00(L.O)
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260201/26012136/




緒方 懐石・会席料理 / 四条駅(京都市営)烏丸駅大宮駅







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posted by ビーチ at 20:36| Comment(4) | TrackBack(0) |    京都府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 憧れ?の店に行けることができて良かったですね。器もいい骨董を使い、店も京都のど真ん中に一軒家で構えたりすると、どうしても値段に反映されてきます。でも反対に百均の皿と学生さんのスポーツ部の部室のような空間で絶品のスッポンを食べさせる某店もあります。この兼ね合いが難しいですね。
Posted by 下がり藤 at 2011年08月02日 19:07
下がり藤さんコメントありがとうございます。

兼ね合い、確かにいろいろ考えることが沢山ありますね。
高いか安いかそれもまた別の話。
そこが面白い、そこが難しい、ですね。
Posted by ビーチ at 2011年08月02日 20:45
外観も食事も上品で素敵ですね!
Posted by きゅー at 2011年08月05日 11:50
きゅーさんコメントありがとうございます。

仰る通り上品でした。
絶品料理の数々です。
Posted by ビーチ at 2011年08月05日 22:14
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